仲人として、プロフィールに「再婚希望」と書かれていると、ほんの少し立ち止まって考える。
これは偏見というより、大切なご縁だからこそ慎重になる自然な反応だと思います。
一方で、離婚の原因を「どちらが悪い」と簡単に決められないのも事実です。
関係は当事者の二人にしか分からない事情があり、外から見える情報だけで結論を出せないことも多い。
だからこそ、再婚相手を最初から除外してしまうのは、良縁を逃す可能性があります。
実際に会ってみると、誠実で穏やかで、対話ができる方もたくさんいます。
そして私自身、再婚者です。
再婚に偏見はありません。
むしろ、もう一度“落ち着いた家庭”を作ろうとする人を応援したい気持ちのほうが強いです。
ただし、ここで難しいのが「実際に会って、じっくり話し合って将来を決めてください」とは、簡単に言えないこと。
婚活は、気持ちだけでなく現実の調整もあるからです。
そこでこの記事では、再婚を“特別扱い”しすぎず、でも“雑に扱わない”ために、仲人目線で整理します。
離婚歴がある相手を見るときの「ちょうどいい視点」
再婚相手を見るときは、過去の事実を追いかけすぎるより、未来の安全性を見た方が判断がしやすいです。
見るべきは「離婚理由の正しさ」より、次の3点
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対話ができるか(違いが出たときに話せる人か)
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生活が安定しているか(お金・時間・距離感が現実的か)
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同じ失敗を繰り返さない姿勢があるか(学びが言葉になっているか)
離婚そのものが問題なのではなく、“今の関係を育てる力”があるかどうかが大切です。
再婚プロフィールは「重く見せず、誠実に」が正解
再婚希望のプロフィールで、やりがちな失敗は2つです。
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① 過去の説明が長くなりすぎて重い
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② 逆に情報が少なすぎて想像が膨らみすぎる
おすすめは、事実は短く、姿勢は丁寧にです。
離婚理由を詳しく書くより、「これから大切にしたいこと」を落ち着いて書く方が、誠実に伝わります。
アドバイザーの添削ポイント(再婚編)
ここは“対話で磨く”と効果が出やすい部分です。
1)「理解のある方」→「話し合いながら進めたい」に変える
「理解のある方」は、相手からすると“試されている”ように感じることがあります。
代わりに、関係性の言葉へ翻訳します。
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例:「状況は丁寧に話し合いながら進められたら嬉しいです」
2)“学び”は1文だけで十分(説教にならない)
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例:「これまでの経験を踏まえ、気持ちを溜め込まず対話することを大切にしたいです」
長く語らないほうが、かえって落ち着いて見えます。
3)最後に「未来の情景」を1つ置く
趣味・休日・日常の過ごし方を入れて、相手が未来を想像できるようにします。
【例文】再婚プロフィール
(男性・重く見せない版)
結婚を真剣に考え、安心して出会いを進められる場として結婚相談所に登録しました。再婚希望です。
これまでの経験を踏まえ、気持ちを溜め込まずに話し合うことや、相手への思いやりを言葉と行動で示すことを大切にしたいと考えています。
友人からは「落ち着いて話を聞いてくれる」「一緒にいると安心する」と言われることが多いです。
休日は映画を観たり、気分転換にドライブへ出かけたりします。特に海が好きで、海を眺めていると気持ちが整う感覚があります。
もしご縁があれば、お互いの状況や気持ちを丁寧に確認しながら、無理のないペースで信頼を育てていけたら嬉しいです。
【例文】再婚プロフィール
(女性・重く見せない版)
結婚を真剣に考え、安心して出会いを進められる場として結婚相談所に登録しました。再婚希望です。
過去の経験を踏まえて、これからは「小さなことでも話し合える関係」を大切にしたいと思っています。
友人からは「話しやすい」「落ち着く」と言われることが多いです。
趣味は料理で、洋食が好きです。最近はオムライスを作りました。休日はカフェでゆっくり過ごしたり、散歩やドライブで気分転換をしたりします。
特に海が好きで、海を眺めると気持ちが整う感覚があります。
焦らず少しずつ、安心できる関係を育てていけたら嬉しいです。
仲人としての“ひとこと”を添えるなら
(押し付けない言い方)
再婚相手を検討している会員さんには、私はこういう言い方をします。
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「再婚だから不安、は自然です。けれど“再婚だからNG”と決める前に、対話ができる人かどうかを見てみましょう」
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「離婚理由は外から簡単に判断できません。大事なのは、これからをどう作るかです」
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「会ってみて、確認しながら決めれば大丈夫です。急いで結論を出さなくていいです」
“勢いで進める”ではなく、落ち着いて確認しながら進める。
この姿勢があると、再婚のご縁は現実的に育ちやすいです。
まとめ:再婚は、偏見ではなく“確認”で安心に変えられる
再婚相手に慎重になるのは自然です。
でも、最初から除外するのはもったいないこともあります。
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離婚の原因は単純に決められない
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見るべきは「過去」より「対話・安定・姿勢」
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プロフィールは“重く見せず誠実に”整える
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最後は、二人が納得して決めればいい(焦らない)
私自身も再婚者として、再婚の婚活を応援しています。
再婚は不利ではなく、整え方次第で“安心のあるご縁”に変えられるテーマです。

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